表札について
意外と知らない「表札」のこと 少しだけ覗いてみましょう。
昔から「名を上げる」 「名を汚す」などと言う言葉があるように「名」には特別な意味が込められています。
その名前を形にしたものが表札や看板です。個人であれば表札、お店や法人であれば看板。「看板を背負う」「看板に泥を塗られた」の「看板」とは「お店そのもの」というだけでなく「お店とその歴史、信用、評判」という目に見えないもの全てを含んでいる事に気付かされます。ですから、名前を刻んだ「表札」はその家の象徴と言えるのです。
少し話がそれますが
1、犯罪を犯して逃げている、
2、陰で、何かやましい事をしている、
3、借金取りから逃げている
1,2,3、ほぼ全て表札をつけていません。
これは、心理学上もご理解できると思います。
裏を返せばその家族全員の顔である玄関に「表札」を掛けるのは世間に対して堂々と己と家族の存在を証明出来る人という事になります。
近所が掛けてないとか、借家だから、マンションだからと思っていませんか?気付こうと気付かなかろうと、顔のない玄関は他人の潜在意識の中に「不信」のイメージを作り出します。意図せずとも人の心の深い部分で、名乗らない人を信用できないように、表示のない家にはそういう作用が生じるのです。
「表札を掛ける」という事は家相学上も大切な事ですが、何でもかんでも"掛ければ良い"というものでもありません
一例として
■表札の位置が玄関の右か左かで意味合いが違う
■行書・草書・楷書・隷書などの書体で意味合いが違う
■陰陽・檜・桜・欅・杉・一位などの素材や大きさで意味合いが違う
このように、表札に関しても印章と同じく、ひとりひとり相性があります。
次頁では主に、"掛けてはいけない表札"をご紹介します。
表札板の表から釘打ちするのは、病相で凶
名刺を張りつけるのは、貧相で凶
名刺をピンで留めるのは、病相で凶
紙に名前を書いて張りつけるのは、子どものことで心労が多く凶
瀬戸物のような陶磁器類を用いるのは、見栄を張るようになり凶
板に金属板を貼って字を書いたものは、貧相で凶
板が薄いのは、貧相で凶
キズやムラ及び汚れのあるものは、病相で凶
表札を自分で書くと、自我を通す事となり、人との和を欠き凶
表札は、家相をカバーし、本人の身代わりとなり家族を守る大切なものです。
なんとなくではなく、家族と本人に最も適した表札を正しく掛けることが開運の近道となります。
※注(門柱の表札は意味合いが異なります。)